「歯の神経を取ります」
と言われた方へ
MTAセメントによる保存治療なら、
その神経、残せるかもしれません。
〒212-0055
神奈川県川崎市幸区南加瀬3-5-3 トキワクリニックビル3階
MTAセメントによる保存治療なら、
その神経、残せるかもしれません。
歯の内側には「歯髄(しずい)」という組織があり、そこには神経や血管などが含まれています。大きな虫歯がその歯髄にまで達すると、歯髄を除去する治療が必要になります。これがいわゆる「神経を取る治療」です。
「必要な治療だ」と歯医者さん言わると、多くの方は“そういうものか”と納得されますが、ただここでもう少し、立ち止まって考えてみましょう。
歯髄を除去する治療では、「神経」と一緒に「血管」も取り除いていきます。つまり一度歯髄を除去してしまうと、今後その歯には生きるために必要な酸素や栄養が届かなくなってしまうわけです。そうすると、歯は枯れ木のように弱り、やがてその寿命を終えてしまいます。
確かに歯の状態や症状によっては、神経を取る治療が必要なケースもあります。しかし安易に神経を取り、歯の寿命を短くしてしまうことだけは絶対に避けなければなりません。
このような考えから、当院では“すぐに神経を取る”のではなく、可能な限り「神経を残す治療」を最優先に行ってまいります。
「MTAセメント(Mineral Trioxide Aggregate)」は、虫歯を削ってできた穴を埋めるセメントの一種で、次のような特長があります。
通常の治療では「神経を取る治療」が必要な虫歯でも、MTAセメントを使えば神経を残せる確率が高くなります。その理由の1つが、MTAセメントの「強い殺菌力」です。
たとえば、神経にまで達するような大きな虫歯では、治療で虫歯を取り除いた際に、神経の一部が露出してしまうことがあります。このような場合にMTAセメントを使用すると、その強い殺菌力で患部を殺菌し、神経のさらなる感染を防いでいきます。
また、MTAセメントと神経が接する部分には、「デンティンブリッジ」という神経の保護層が形成されます。この保護層によって神経が守られることも、神経を残せる確率を高くする理由の1つです。
問診や視診、レントゲン検査などを行い、その結果を元に患者さんの現在の状況や必要な治療についてご説明します。
虫歯を取り除き、そこに「MTAセメント」を詰めます。ここから一定の期間、様子を見ます。
一定の期間が経過した後、症状の確認を行います。とくに症状がなく、経過が良好と判断できたら、詰め物や被せ物を入れる治療に進みます。
当院では、患者さんが抱えていらっしゃるお口のお悩みや疑問・不安などにお応えする機会を設けております。どんなことでも構いませんので、私たちにお話ししていただけたらと思います。
ご興味がある方は下記からお問い合わせください。