『五月病』とは?
2023年5月21日
こんにちは!
管理栄養士の岩佐です。
新緑の青葉がまぶしい季節になりましたが、皆さまいかがお過ごしですか?
新年度から約1ヶ月が経ち、緊張や疲れがピークに達するこの時期。5月の連休を機に、張りつめていた糸が切れ、なんだか気分が優れないなど『五月病』といわれる症状が出ることがあります。
五月病は医学的な病名ではなく、5月の連休後に憂鬱になる、なんとなく体調が悪い、会社に行きたくない‥などの軽いうつ的な気分に見舞われる症状のことをいいます。
五月病を予防するためには、ストレスや疲労をためないことが大切です。疲労回復を心がけ、自分にあったストレスの解消法を見つけましょう。
【食事面のポイント】
幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」を増やすのに役立つ食べ物や、食生活のポイントをご紹介します。
セロトニンは脳内の神経伝達物質のひとつであり、精神を安定させる働きがあります。不足すると攻撃的になったり、不安を感じたりといった精神的な症状を引き起こす恐れがあります。
セロトニンを増やすためには、セロトニンの合成に不可欠なトリプトファン、ビタミンB6、炭水化物(糖質)を含む食品を摂取することが大切です。特にトリプトファンは、体内で合成されない必須アミノ酸に分類されるので、食事から補給しなければいけません。
これらを多く含む食品をご紹介します。
●バナナ
●赤身の魚(マグロ、カツオなど)
●乳製品(牛乳やチーズ、ヨーグルトなど)
●大豆製品(納豆、豆腐など)
●卵
●ナッツ
●レバー
●そば
【食生活のポイント】
1 、朝食を摂る
2、食事をよく噛んで食べる
3、腸内環境を整える
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イライラする、やる気が出ないなどといった精神的な不調を感じている場合、セロトニンが不足している可能性があります。食事の内容を見直したり、適度な運動や日光浴を取り入れたりして、セロトニンを増やす工夫をしましょう。
ただし、セロトニンを増やす工夫をしても、精神的な症状が変わるとは限りません。その際はかかりつけの病院に早めに相談して下さい。
毎日の生活でのちょっとした工夫でセロトニンをしっかり分泌して、心地よい毎日を過ごしていきましょう!